こんにちは、商品部の永橋です。
毎年この時期は花粉症で辛かったんですが、何故か今年は症状が出ない。
もしかして治った!?とか思ってたんですが、今朝から鼻が・・・。
世の中甘くないですね。
さて、話は変わって今回は『箱の種類』について書こうかと思います。
箱に携わった仕事をされている方は当たり前だと思っていることも、一般の方からしたら知らないことだらけですからね。
「箱を作ってます」と説明すると高い確率で『段ボールですか?』と言われます。
もしくはお菓子の工場みたいに中身の製造から梱包している所を思い浮かべるようで・・・。
普段から目にしているはずなのに実は詳しいことが分からない『箱』。
大まかな種類は以下の3種類となります。
- 段ボール
- 折り箱
- 貼り箱
他にもペーパーバッグやペーパー缶などの種類も有りますが、四角(もしくは多角)、硬い素材で限定すると3種類かと思います。
段ボール
段ボールに関しては説明不要ですね。
通販などを利用すると茶色い箱で届くあれです。
ア○ゾンの段ボールが家に溜まる経験をした方も多いでしょう(笑)。
最近は茶色ではなく白い表面になっていたり、表面に印刷を施したりして付加価値を高めている物もありますが、まだ『輸送時の中身の保護材』という役割が強いです。
折り箱
折り箱は目にすることが多いですが、『折り箱』と言われてピンとくる方は箱通の人です。
別名『トムソンケース』とも言いますが、これは完全に一般の方には通じませんね。
どのようなものかというと、お土産品のお菓子が入っている箱が一番メジャーかと思います。
何故折り箱というのか?
内側を見ると1枚の厚紙を折って作っていることが分かります。
ゆえに『折り箱』と言われるんですね。
開いて見るとよくわかります。
何故このような作り方になっているのかというと、
・店舗で使用しない時は折らずに保管できるので邪魔にならない
・少ない工程で作れるので安価に製作できる
などのメリットがあるからです。
専門に作っている会社も多いですので大量生産するとかなり安くなります。
貼り箱
さて、本題の『貼り箱』です。
貼り、箱・・・貼っている箱・・・ピンとくる方はかなりの箱通です。
折り箱は厚紙1枚でしたが、貼り箱は『生地』と呼ばれる厚紙と『クロス(化粧紙)』と呼ばれる物を貼り合わせて製作しています。
貼り箱 -生地-
厚紙をトムソンと呼ばれる機械で型抜きして箱の土台となる生地を作ります。
貼り箱 -クロス-
生地に貼り合わせるクロス(化粧紙)は断裁機で切った後に四隅を専用の刃で切り落とします。
型抜きする場合もあります。
貼り箱 -貼り合わせ-
機械でノリを塗布したあと貼りあげます。
内側までしっかり曲げ込んでいます。
何故ここまで面倒な手間をかけて箱にするかというと、
トムソンケースで使用している厚紙よりも厚いボール紙と呼ばれる物を使用しているので持った時のしっかり感が違います。
断面が見えることもありませんし、貼り合わせるクロスは様々な物を選べるので簡単に高級感を作ることが出来ます。
高級感を出したい箱、ジュエリーや高額なギフトの場合に利用されるお客様が多いです。
大きさ、形状、クロス、ロットで単価が変わりますので是非お問い合わせをしてみて下さい!
旭屋は貼り箱メーカーですので段ボール、折り箱は正直な所苦手ですが、貼り箱でしたら負けません!
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