こんばんは
最近、アパート近くのコンビニの店員さんがおにぎりを温めすぎている気がしてならない営業の楠本です。なぜか死ぬほど熱いです。
僕は実は中村さん(コンビニ店員)の嫌がらせなのではないかと密かに疑っています。
さて、今回は箱の各部位の名称について一部ご紹介したいと思います。
フェザーケース
フェザーケースは、貼り箱の中で最もポピュラーな形状である、かぶせ式の箱の弊社内での名称です。
何度も言いますが、弊社内のみでの名称です。
そのため、会社内と同じ感覚で、新規のお客様に「フェザーケース」というと、「?」の顔をされることが多々あります。僕も入社当初は、同じような顔をしていたと思います。
しかし、慣れというのは怖いもので、現在では「かぶせ式の箱」と言うよりも「フェザーケース」という方が多いです。
なぜフェザーケースと呼ばれるのかは、社内の誰も知りません。旭屋最大の謎となっています。
旭屋でしか使用しない名前のため、「フェザーケース」と検索すると、高確率で旭屋の箱がヒットします。
ちなみに、「羽根箱」と検索すると、赤い羽根の募金箱がヒットします。
変に和訳せずに検索してください。
貼り込み・曲げ込み・折り込み・折り返し
さて、次に貼り箱の各部位・加工名についてご紹介します。
赤い矢印で指した部分です。
ここの名称については、社内でもいくつか名称があるため、一概には正式名称とは言えませんが、
「貼り込み」・「曲げ込み」・「折り込み」・「折り返し」などと呼ばれることが多いです。
しかし、この部位にも種類があることをご存知でしょうか?
通常貼り
見ての通り、通常の貼り込みです。弊社では通常貼りといった場合、約10mm程度の折り返しとなります。
深貼り
次に深貼りです。上記の通常貼りよりも貼り込みを深くした貼り方の事を言います。
機械で通常貼りをした後に、手作業で貼り紙が浮かないように押さえの作業が入る為、通常貼りよりも手間のかかる仕様になります。
深貼りにする理由
深貼りにする理由は大きく2種類あります。
①貼り紙自体が硬く、通常貼りだと曲げ込みが浮いてしまうため
②中入れ(スポンジなど)を入れた際に生地が見えることを防ぐため
①は、そのままなのですが、紙自体が硬いと通常貼りでは押さえが効かず貼った後に、曲げ込み箇所が紙の反発で浮いてしまう事があるため、それを防止して品質を安定させる工夫の一つとして使用します。
②は、画像を見ていただくと分かると思うのですが、ジュエリー用の箱などにはスポンジなどを中にセットアップすることが多々あるため、
折り返し部分が短いと画像のように貼り紙を貼っていない生地の部分が見えてしまう形になります。
生地の白い部分が見えてしまっています。
この生地部分を見えなくして箱を開けたときに見栄えが良いようにするために用います。
内貼り
生地自体の内側に色紙を貼る加工です。これにより箱自体の高級感が増します。また、中入れ(スポンジなど)の高さが箱に対して低く、深貼りすることも困難な際に用いることもあります。
以上のような名称を用いると、箱の仕様を簡潔に伝えることができます。
実際、
「形状はフェザーで、内寸○○×○○×○○H、内貼りなし、貼り紙はタントで、深貼り・中入れもなし、フタ天面にロゴ程度の箔押しあり、型はあるのですが、納期はどのくらいになるでしょうか?」
で、ある程度ざっくりした納期の確認まではできます。
今回は貼り箱の各部位の名称について一部ではありますが、ご紹介しました。
箱の形状によって、それぞれ名称があるので、次回はまた違う形状、部位についてご紹介しようと思います。
今回はこのへんで